筆記体風なタガネ彫りのイニシャルリングを制作しました。
約5mm幅の中に「 ku 」と2mmオニキス石を2石
約5mm幅の中に「 Mi 」と2mmオニキス石を1石
石はリングの面から凹凸感が出ないよう彫り留めにしてリングに埋め込んであります。
石の位置は筆記体風な文字の流れに沿って留めました。
この石留めは、リングの地金をタガネでおこして爪を作るで、
彫ったイニシャルの近くで石留めは構造的にできませんが、ご要望に叶うようできるだけ近づけて制作しました。
カチッとした仕上がりがご希望だったので角をしっかり取った平打ちリングですが、
指が当たる内側は当たりを柔らかくするために、少しだけ内甲丸に仕上げています。
リングの内側は見えない部分ですし
プレゼントということなのでお相手にたくさん着けてもらいやすい構造です。
彼女が「あーでもない。こーでもない。」と隣に座っている彼に話しかけながらデザインを詰めていきました。
この過程もお二人にとって良き思い出の1ページなのだと思います。
私もこの雰囲気は幸せな気持ちになります(^^)
余談ですが
一発勝負のタガネ彫り&一発勝負の彫り留め。
タガネ彫りは日々の練習での手の感覚や道具のタガネの砥ぎ方で仕上がりが大きく変わります。
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